日本の長い歴史のなかで受け継がれてきた、私たちの伝統的な衣服である着物を、いろいろな人の日常に届けたい、という想いからはじまりました。

厳選したアンティークやヴィンテージの着物を素材とし、伝統的な職人技とそれぞれ着物の個性をできる限り活かして、私ども日本人アルチザンによる丁寧な手仕事でつくりあげた、オリジナルの帽子と和服です。

ケイコタガイは、着物職人さんのものづくりに注ぐ情熱と日本の伝統文化を大切にしつつ、既存の枠にとらわれず、常に新しい可能性を追求したデザイン・制作をしています。

田外桂子 着物ハット デザイナー

デザイナー/アルチザン : 田外 桂子

2011年創業、ビスポークドレスメーカー。
お客様一人一人のご要望や体型にあわせた婦人フォーマルウェアのデザイン、パターン作成、仕立てを手掛ける。
小さなアトリエで、おもにフルオーダーのウエディングドレスやイブニングドレス、カクテルドレスを制作。

2019年、新ブランドを設立。
着物から創りあげたオリジナルの型物帽子「KIMONO HAT」を発表。国内外で販売開始。

2023年から現在、KIMONO HATをはじめ、着物をアップサイクルした帽子や衣服のデザイン・制作を手掛け、ユニークな創作物を世界中に販売。
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ブランド立ち上げのきっかけは、たまたま図書館でみた着物業界の衰退に関する記事でした。
好奇心に駆られて深く調べていくと、いろいろな問題がありながらも、着物生産者さんと私たち消費者はお互いに求めあっているのに、その間には大きな壁があると感じて、「この壁を壊して、なんとか両者をつなぎたい」という強い感情を抱き、どうすれば両者をつなぐことができるのか、私に何かできることはないか、を考えるようになりました。

それから数年間、着物づくりや歴史、文様など学んでいくなかで、私は日本人なのに、着物について何も知らなかったことに驚いたと同時に、日本には、こんなにすばらしい宝物があることに気づくことができました。
そして、"世界中のひとりでも多くの人の日常に着物を届けたい" という想いが動機となり、ブランドを立ち上げることを決めました。

アイデアをカタチにするために何度も試行錯誤しながら、数年かけて独学で型物の帽子づくりを習得し、長年培ってきたフォーマルウェアのドレスメーキングと伝統的な着物づくりの技法を交えた独自の手法で創り出したのが、「KIMONO HAT」です。


ケイコタガイのすべての行動は、着物の可能性への挑戦です。

衰退する着物産業の持続的発展を心より願い、新たな着物スタイルを創ることで着物産業に貢献するとともに、世界のひとりでも多くの人に日本の着物を楽しんでいただけるよう、引き継ぎ尽力してまいります。

古物商許可証 第631312300035号